「あ、あう」

茉百合さんの足がゆっくりと動き、ぐりぐりといった感じで優しく踏み付けられる。

手のひらとは違いぎこちない、弱々しい感触。
踏まれているのだとわかっているのに、その弱い感触が逆に気持ちいい感じだった。

「あら? 晶くん」
「はい……」
「踏まれて嬉しいのかしら?」


 

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