Peace@Pieces +++ RETURN  

 5週連続で各ヒロインの詳細情報をお届けします!
 第二回は、おとぼけメカフェチ候補生、ナギ。

第一回:ヒカル 第三回:誉 第四回:まりりん 第五回:杏
第六回:生徒会 第七回:一義 第八回:デス&ぴよ 第九回:久斗



CV:まき いづみ   





名前:秋月 凪(あきづき ナギ)
血液型:AB型
身長体重:149cm 43kg Dカップ
誕生日:12月23日

主人公のクラスにいる、ちょっと変わった感じの女の子。口数が少なく
素っ気無い。表情もあまり変わらないが、実はいろいろ思考が働いている。
メカ部という怪しいクラブの部長で、暇があれば部室で役に立つものから
良くわからないものまで妖しいメカを作っている。
ヒカルと同じ死神候補生であり、監督役も同じ死神であるため何かと二人で
行動する事が多い。能力はかなり高いが、加減を知らないので
結果的にはヒカルと同じく落ちこぼれと言う事になってしまっている。
ぼーっとした外面とは違い、メカ部の部員が一向に増えないのを寂しいと
思っていたり、負けず嫌いな一面を見せたりと内面は意外と感情豊か。

うん、ちょっと興味が湧いてきた。嗜好を操作する為の回路が、
今頭に浮かんでき たから――

―――機械の事を考えている時は楽しそう。中身は怪しいが…
外堀を掘る作戦というわけだね
―――正しくは『外堀を埋める』。国語はこんな感じでいつも赤点
…た、たいしたことないから
―――主人公に「えげつないメカ作ったな…」と言われ、照れる
……ダメだよまりりん。いきなり出会い頭に
そんな大技決めちゃ

―――まりりんの手綱を握れるのは、今のところナギのみ



俺は手元に置いてあったスプーンを手にした。
二人の視線がプリンに注がれたまま、時間が止まったかのような沈黙がテーブルを囲む。
ナギ「……先生、食べないの? もしかして、嫌いだった?」
久斗「や……なんかさ、もったいなくて……こんなにキレイに作ってあるから……ナギってメ カだけじゃなくお菓子つくりの方でも器用なんだな」
ナギ「………!」
ナギは顔を真っ赤にしたかと思うと、それきりエプロンの端を握り締めたまま俯いてしまった。
……俺はまた何かNGワードを言ってしまったのだろうか。
それとも、さっさとこの感動的なプリンをほおばるべきだろうか?

――キュイィィン―― 

『検索中……二人で食べるのは、あーんして食べる』
「……ロ、ロボ!?」
「―――!!」
沈黙を破ったのは、ロボの一声だった。
「コ、コラ! なにをいいだすんだお前はっ! どこでそんなコトを覚えた!?」
苦し紛れに俺は年頃の娘を持つ父親の如く、ロボの丸い頭をコツンと叩いてみる。
この球体の中には、目覚まし以外にどれほどの機能が搭載されてるというのだろう。
「その……プログラミングしたのは私だから」
「――あ、そそ、そうか。てことは、ええっ!?」
ナギはやっと顔をあげると、俺を見つめて言った。
「先生。あーんして、食べて」
俺が頷くと、ナギは嬉しそうに微笑んでスプーンを握った。
「私の計算だと、ここをこの角度ですくうと一番美味しいはず――」
「そうなんだ……てか…え?」
俺の目の前へと差し出されたスプーン。
そこには瑞々しい色をした苺とクリームのハーモニーを奏でるプリンが乗っている……美味しそうだ。

「………」

美味しそうだが、いかんせん、巨大すぎた。
「あーん」
「はっはひ……」
一センチ二センチと口に近づくほどに、俺は実感した。
これはデカすぎると……。
しかしナギの嬉しそうな笑みを見ると、どうにも言い出せなかった。
「……い、いただきます」

(バイト先にて、ナギが作ったプリンを食べることに。イチゴもでかいがプリンも…)